すずききよしの音楽日記      Vol.33
 
  「安心して生活できる年金制度の確立」「みんなの力でゆた
 かな人生を」のスローガンで全国的に、運動と組織が進んでい
 る年金者組合の兵庫県本部結成15周年の記念大会が、1017
 日、午後、神戸市チサン・ホテルで開催されました。
  実は、私も会費を払って機関紙を購読しているだけですが
 尼崎支部の会員で、尼崎支部の新年会などには出演をしたこと
 があります。
  兵庫県の年金者組合は「あまり知った人がいないかな?」
 と心細く思っていったら、中々美人の組合員お方から「あら
 すずききよしさん、覚えていらっしゃる?」お声が掛ったので
 そちらを見るとかつての参議院議員安武洋子さん!
 『勿論覚えていますよ、お元気でしたか? 一寸スマートにな
 られたんじゃありませんか?却ってお若くなられたみたい
 ですね?』と申し上げると、『アラ、物凄く忙しくしてるんで
 すよ。』と嫣然と微笑んだ安武さんは、私よりも若く見えまし
 た。
  記念講演や、委員長の報告を聞いて、年金者組合は兵庫県が
 日本で最初に組織された事を始めて知りました。
  文化行事が始まってどんどん進み、司会者から『今日は特別
 ゲストとして、皆さんご存知の、すずききよしさんにフォーク
 ソングを歌って戴きます。すずききよしさんは、一貫して平和
 や、自由や、自然保護などをテーマに歌を作ったり、歌ったり
 していらっしゃいますが、そのほかに大阪革新懇の代表世話人
 や、音楽ユニオンの役員もして居られて、いろんな面で活動し
 ていらっしゃいます。etc・・・』と紹介されステージに立ち
 ましたが、マイクも演説用のマイクで、スタンドも演奏用にな
 ってませんでした。
  20分しか持ち時間がないと言うことで、『明日は変えよう力
 を協せて』『エンヤコラ子守唄』『庭の小梅』で、毛時間が切
 れそうになったのですが、お客さんの要望で、『おいらの空は
 鉄板だ』をさわりだけ、『母の願い』で、憲法九条を若し無く
 したら、この歌のように目に見えない鎖、『徴兵令で息子や、
 孫を戦地に連れて行かれますよ』と締めました。
  大爆笑したり、しんみり涙を零したり、一緒に楽しくシング
 アウトして下さったり、皆さん大変感動して、CDも沢山サイ
 ンせーる出来ました。
  『観世流の謡曲の先生』が『とっても良い声で惚れ惚れしま
 した』と最大級の賛辞を戴いて、来年226日に、ワッハ上方
 ホールでの『すずききよし独演会・歌と笑いと涙の120分』の
 券を買って頂き、こちらこそ大感激しました。