すずききよしの音楽日記 Vol 41
「周防の猿まわしの会」の無形民俗文化財認定祝賀会に参加
山口県光市に本部がある「周防まわしの会」は、30年前に、
当時光市の市会議員をしていた故村崎義正氏が「何としても、
光市に伝わる民俗芸能の「周防猿まわしを復活させたい」と、
在職28年間の市会議員の職を擲って、自ら「周防猿まわしの
会」を設立したのです。
復活五周年に、地元光市に「猿まわし劇場」を建設。
「最初は同じように放浪芸だった歌舞伎が、定着した劇場を
持つことで伝統芸能として認められる用になった。だから、
猿まわしも自前の劇場を持たないと、何時までも放浪芸とし
か認められない。小なりと言えども、猿まわし始まって以来
念願だった「自前の劇場」がやっと出来た。」と、村崎義正氏
は嬉しそうでした。
それから、熊本県阿蘇の長陽村に「あそ猿まわし劇場とお猿
遊園」併設。
観光バスのコースにも選ばれ、何十台も観光バスが並んだ事も
有りました。
「関東に進出しなければ、全国的に認知されない」夢は膨らみ
ましたが、前途に夢を一杯膨らませた儘、義正会長は他界しま
した。
遺志を受け継いだ息子達や節子夫人は、山梨県河口湖町にも
「お猿劇場」を開設し、大きく発展を続けてきました。