すずき きよしの「音楽日記」 Vol.9


  素敵な出逢いと触れ合いの輪が広がっているよ

 
 




その1 

 一寸した切っ掛けで親しくなった、ヴォーカリストの飯泉与志子さんのセカンドコンサートの演出を引き受け、10月1日、千里協栄生命ホールは、ほぼ満員の盛況で、成功しました。
 歌曲や童謡から、懐メロの歌謡曲、ポピュラーまで幅広いレパートリーをもつ飯泉与志子さんは、なかなかの実力派シンガーです。
 「このコンサートのために是非、新曲を!」と言うことで、楽曲が出来上がりました。
「明日の夢讃歌」と言う曲で、ポピュラーとしては格調の高い、しかも親しみやすい歌になったと思います。
 実を言うと、「ちょっと難しいところもあるかな?」と思っていましたが、飯泉与志子さんが見事に歌いこなして、好評を博しました。
 コンサート終了後、たくさんのお客さんがこの曲のCDを買いに来られましたが「すみません、曲ができたばかりなので、まだ、CDになっていないんです」と、飯泉さんは応対されていました。
 飯泉さんのお母さんは、「今日コンサートに来るはずの人で、『明日、満州の同窓会に出るので、2日続けては無理だから』と、来ないんですよ」と。
実は、その同窓会は、私たちの四平小学校の同窓会だったのです。

その2

 10月2日、京都・ホテル グランビアで、満州・四平小学校の同窓会に初参加しました。
私は、55年ぶりにあう人たちなので、忘れていたり、覚えていなかったりで最初は戸惑いましたが「鈴木のお兄ちゃんと違いますか?兄ちゃんの家の裏側の隣の太田隆です。小さい時、いつも、遊んでもらって可愛がってもらいました。弟さんの崇君、元気ですか?」などと声をかけられたりして、だんだん記憶がとり戻ってきました。
 そして、関西在住の四平小学校出身のみなさんが「中学校と女学校は、関西同窓会をやっているそうですね。私たちも参加したい」と言う声があり、この12月4日に、十三・天津閣で開こうかと、有志と相談しています。


その3

 私の自宅の近所の公園で、日曜日に練習をしている若い男女のフォーク・デュオがいます。
ふと、声をかけたのが切っ掛けで、EーMailのやりとりをしたりしているのです。10月22日、久しぶりに通りかっかたら「メール有難うございました」と声をかけてきてくれました。
 話していると、女性のほうは、なんと、昔のお弟子さんで、現在、音響の会社の社長をしている中矢さんが、キャット ミュージック カレッジの先生をしていた頃の生徒さんでした。
 相方の若者も好感の持てるハンサムです。
 いろいろと音楽の話や人生の話をして、日曜の楽しい午後のひとときを過ごしました。
 私も、時間ができたら、ギターを持ってこの「音楽とおはなし」の輪に参加しようと思っています。