すずききよしの音楽日記 VOL.47

すずききよし独演会、感激、感動、感謝!!

2005.2.26 「大阪なんば」は、すずききよしファンでいっぱい!?

2月26日、久しぶりのリサイタル『すずききよし独演会』を、大阪ナンバの 『ワッハ上方ホール』で 開きました。大阪ミナミでは実に33年ぶりのことです。

今、何故、今年74歳を迎える、「日本で最高齢の現役シンガーソングライター」と呼ばれているすずききよしのコンサートを?と思われる向きがあるかも知れません。

実は、「何時、何が起こっても可笑しくない程、危険な時代を迎えているのです。」

戦乱の中国大陸から帰国後、半世紀を反戦平和のために、音楽を作り広めることを学び、運動に参加してきた私にとって、どうしても、今、コンサートを持ちたいとの思いが溢れてきました。「いずみ野福祉会」をはじめ、私を愛してくれている皆さん方からの励ましを受けて、「関西の芸事の殿堂である『ワッハ上方ホール』でリサイタルを開こう」と言う事になり、タイトルも会場に相応しく「すずききよし独演会」と決まりました。
 開場して見ると、吃驚、超満員、しかも車椅子の仲間もあれば、お年よりも若者も、各年齢層、取り混ぜて、インターネットで知り合った青森や、秋田や、北海道からも、九州、四国、中国地方からも、沢山の人が駆けつけてくれました。

タイトル通り、120分歌と笑いと涙が文字通り、お客さんも中国残留孤児の歌「はぐれつばめ」や、戦争未亡人の転落の詩集「イヴのブルース」に涙を流し、「てのうた」や、「明日は変えよう力を協せて」「君の眸が」「NO MOR WAR」などでは会場全部でシングアウト(大コーラス)、痛烈な政治風刺の歌「自由社会」「日本人のブルース」などでは大笑い。文字通り「歌と笑いと涙の120分」でした。