すずききよしの音楽日記 Vol.57

 

 築こう 輝く未来2005年
   ファンタスティック・コンサート大好評を博す

2005.12.11    岸和田・浪切ホール


 1211日、岸和田市の浪切ホールで、(社会・福祉法人)いずみ野福祉会主催、株式会社C.A.M音楽出版の企画・構成・演出による「築こう かがやく未来2005 ファンタスティックコンサート」が催され、主催者も、観客の皆さんも、出演者も、皆、口を揃え「楽しいコンサートだった」「面白かった」と大好評でした。
 出演者は、お筝と歌と三味線は「片岡リサ」さん、ア・カペラは「HAPPY-

GO-LUCKY」の皆さん、フュージョン・アンサンブルは「S.K.O.フュージョン・アンサンブル」の皆さんです。

 この全く異質なジャンルの音楽を、同じステージで組み合わせてコンサートを作る、つまり「コラボレーションをやろう」という事で取り組んだものです。

 お筝、ア・カペラ、フュージョン・アンサンブルだけでなく、いずみ野福祉会には「なかまバンド」と言う共同作業所で働いている障害者の皆さんで作っている「竹太鼓」のサークルがあります。これは岸和田在住の音楽家、豊田光雄さんが指導して一年前の200412月の「構成詩・市民と共に『かがやく未来』」のコンサートの中で生まれた『竹太鼓サークル』も「このコラボレーションに参加させたい」と考え、竹太鼓だけでなく「他の楽器も加えて練習をしよう」と企画案をだしました。竹の楽器で、アンコロン(インドネシアの民族楽器)や、タンバリン、カスタネット、鈴、などを加えて何度も練習してもらう為に、岸和田まで指導に通いました。

開幕のオープニング・ミュージックは『なかまバンド』が主人公、プロのバンドや演奏家は応援と言う形で、「ジングルベル」と「てのうた」を力一杯元気よく演奏しました。

 リハーサルでは、「大丈夫か?」と声をかけたくなった『なかまバンド』も、本番ではキッチリOKで気持ちよく演奏を終え、お客さんや、プロの音楽家たちに送られて、無事退場しました。

プロローグ3曲目は、片岡リサさんの『アメ−ジンググレース』の弾き語りから、(Gメジャー)から、S.K.Oフュージョン・アンサンブルは(Cメージャー)で受けて(Fメージャー)にして、ア・カペラ「HAPPY-GO-LUCKY」に渡し見事なハーモニーで終わり、プロローグを〆ました。

私の司会はここで主催者の司会者にバトンタッチして、第1部はいずみ野福祉会の演しものと来賓あいさつで、今月任期が終わる原昇市長さんのご挨拶などがあって、いずみ野福祉会の制作のVTR上映と、籔 文章さんの訴えで締まり、定刻どおりに進行しました。

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第2部は、片岡リサさんのステージからです。

筝曲と、素晴らしいソプラノ、しっとりとした地唄を三味線の弾き語りを交え、最後はビートルズの「HEY JUDE」をS.K.O.フュージョン・アンサンブルと私のアレンジでセッションして終わり、「HAPPY-GO-LUCKY」の、ア・カペラでお客さんも楽しくのって、盛り上がってきました。

最後は、S.K.O.フュージョン・アンサンブルの演奏で最高に盛り上がり、出演者全員、なかまバンドも、かがやく未来合唱団も登場して、フィナーレ、『てのうた』と『みんなの明日は』で、緞帳が下り無事終了しました。

お客さんたちの感想は『もっともっと聞きたかった』『楽しいコンサートだった』と大好評でした。

出演者も、『楽しかった』『ハッピーな気持ちで終わった。』『もう一寸やりたい感じだった』私は出演者からもお客さんたちからも、主催者からも『ご苦労様でした』『有難う御座いました』と。お礼を言われて、疲れも吹っ飛ぶほど幸せでした。