すずききよしの音楽日記  Vol.60
                 2006.1.24

日本年金者組合尼崎支部の新年会にゲスト出演

 1月24日(火) は、恒例の年金者組合の新年会のゲストに招かれました。
 婦人部の「ハワイ音頭」の踊りと言うかダンスと言うか、不思議なフラダンスや、大正琴の合奏や、うたごえサークルの「高齢者も負けていないぞ」と元気一杯の合唱の後、『次は、この人の歌声を聞かないと新年が始まらないと言う、
すずききよしさんです。今日は生(ナマ)でお楽しみ下さい』何だか、ビールみたいな紹介をされて、マイクの前へ、「皆さん、明けましておめでとう御座います。今年も元気で頑張りましょう。
そやけど、新聞やTVのニュース、年末から新年にかけて、ええ話し全然あり  
ませんね。昨日、新聞見てたらこんな歌出来ました。聴いて下さい。
新・日本人のブルース・06ヴァージョンです。

     新・日本人のブルース(06 version)                 
      すずききよし 作詞・作曲

1. 三度の食事も節約し やっとマンション買ったけど
悪徳業者のインチキ設計 許可した責任 誰が取る

2. 耐震偽造のその次は ライブドアの「ホリエモン」
「デマ」と「株転がし」で大儲け 小泉親分の責任はどうなるの?
 
3. 憲法変えたい人たちの 本音は何かと 尋ねたら
海外派兵に 武器輸出 戦争でがっぽり儲けたい

4. 平和を守る為に ミサイル撃ち込んで 人権守る為に人を殺す
アッラーの神も キリスト様も 訳がわからんと首ひねる

5. 一人を殺せば 人殺し 10人殺せば殺人鬼
千人 万人殺したら 立派な英雄と讃えられ

6. 大量破壊兵器が イラクにあるのだと 戦争始めたブッシュはん
本音は石油が欲しいだけ あんたは英雄か戦犯か 

7. ブッシュ旦那の言うことは たとえクロでも 白なのさ
ブッシュが地獄に堕ちるなら 純一郎も一緒に「行く気はないやろうな」

8. BSEに汚染された牛肉でも アメリカの「大丈夫」を信頼し
法律変えて輸入したら やっぱり危険な肉だった
   
9 「NTT」に「JR」と進めてきた 「国有企業」の民営化   
  「郵便」の民営化のその次は NHKに税務署と警察署(これはないか?)

10. 庶民の税金引き上げて 大資本には減税すると言う
これじゃ国民は堪らない 何処に行くのか日本人 

これは受けましたね。続いて、「すずききよしと言えば、フォークソングだけと
思っておられる方もあるようなので、シャンソンから「ケ・サラ」ぺスとフォンタナの作品ですが、フランス語が苦手なので英語からの、孫訳です。
 M.2 ケ・サラ 
途中からは歌詞をコールしながら、シングアウトしました。うたごえに参加している女性の皆さんが、元気良く歌ってくれました。
 「次は、ドーバー海峡を渡っていただきまして、イギリスの古いトラディショナルです。ジャズの好きな人は「ダニーボーイ」と覚えていらっしゃいますがクラシックファンは「ロンドンデリーエ」と覚えていらっしゃいますね。
 実は若い頃進駐軍でバイトをしていた頃、アイルランド出身の兵隊から習いました。昔からイングランドとアイルランドは絶えず戦争をしていたそうです。
  と言って英語でその反戦的な内容を教えてくれたのですが、日本語に翻訳したので歌います。こんな内容です。お聞き下さい。」

       M.3 ダニーボーイ

1.おー ダニーボーイ 小鳥のうたごえ
  山間(やまあい)に こだまして
  バラの花香る村から あの人は戦場へ
  山の雪も今は消えて 春も夏も過ぎたのに
  おー ダニーボーイ 愛しいあの人は
  2度と還って 来なかった

2.おー ダニーボーイ とうとう 貴方も
  パパと同じ すがたで
 戦に出かけていくのね 私一人残して
 朝日を背なに浴びながら 旅立つそのすがた
おー ダニーボーイ あなたも きっと
二度と還って 来ないのね

Rf.. 朝日を背なに浴びながら 旅立つそのすがた
おー ダニーボーイ あなたも きっと
二度と還って 来ないのね  

この歌は、ラヴ・ソングとしてしか、ご存じない方もすっかり驚いたようでした。
その他、太平洋戦争で集団自決させられた、沖縄の沖縄県立第一高等女学校の生徒と、沖縄女子師範学校の生徒の、学徒動員生で組織された「ひめゆり部隊」は、今井 正 名監督の演出で有名な映画でよく知られています。
ところが、沖縄県立第二高等女学校生たちの、白梅部隊は島の裏側に祀られており、観光コースに入っていないので、お参りする人も少なく、地元の人や知っている人がお参りするだけなのに、ひっそりと祀られているだけです。と言って、「ひめゆり節改め、ひめゆり・白梅の乙女達」と題して歌いました。
皆さん、感動して下さいました。
最後は「てのうた」で締めました。マイクの世話してくれたり、「てのうた」の時は、アコーディオンで手伝って下さった、阪神センター合唱団の勝功雄団長さん、有難うございました。