以前から色をテーマにした本を作りたいという考えはあったのですが、白に特化したのは右の場面を見たときでした。白を白く撮りたいと思って始めたのが、この「白の世界」シリーズです。
そんな折り、偶然に谷川俊太郎の詩「灰についての私見」を読みました。白は白であるために黒を内に秘めている・・・、そんな詩だったと思います。詩は文字だけなのにビジュアル的でとても印象深かいものでした。白と黒はバランスをとって調和しているのだなぁと感じました。
その影響で、白を撮るなら黒とセットにしようと思いました。
例外はありますが、基本的にそういう考えで手製本「白の世界」を作りました。
(2014年10月作成)