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覆輪雛侘助―ふくりんひなわびすけ
極小輪 十一〜三月咲き 愛知(侘助ツバキ)
覆輪雛侘助 2004/12/10撮影
(2004/12/10撮影)
紅色に白覆輪、一重、猪口咲き咲き、侘芯、極小輪。
長楕円、小形、平坦。
立性、強い。
来歴
白侘助の枝変わりである雛侘助から生じたもの。
特徴
この穂木から接木繁殖したものは安定して覆輪雛侘助が出現し、樹勢の弱い雛侘助と比べると、美的上からも栽培上からも好ましい結果が出ている。
太郎冠者実生グループ、子房微毛。

栽培一年目

「覆輪雛侘助」2001年10月末

2001年2月4日、船木園より挿木二年生通販。蕾なし。高さ35cm 1本主枝が斜めに伸びている。短い小枝が一つ出ている。そこより上の葉はイレギュラー覆い。タケノコ芽は少ないけれど、下部の葉にもついている。

室内の窓辺で管理しつつ、2001年3月9日に4号ポット苗を5号駄温鉢に鉢上げ。用度は赤玉土、鹿沼土、日向土の混合用土にマグァンプKを適当量混ぜて使用。

室内からベランダへと慣らしながら4月4日に西日を遮れる戸外の鉢置き場に移動。

春〜秋まで潅水と10月に過リン酸石灰を肥料として与えた以外、時々バラのついでに木酢液等を散布したほか、真夏は潅水以外完全に放ったらかしにしておいたところ、食害があったものの、順調に成長し蕾もたくさん付いた。極小輪なので必要ないかと思いつつも、念のため小枝に一つに摘蕾。

「覆輪雛侘助」 初開花 2001年12月

(画像は2001/12/11ベランダ撮影)

2001年12月10日 初開花。

家にある早咲きツバキの中で、トップの開花になった。

花びらが食害により一枚欠損している。その分を入れて、花弁数5枚。

栽培二年目

2002年3月15日、4号駄温鉢から5号駄温鉢へ鉢上。

用土は、日向土(小粒3+中粒1)9:ピートモス1。

2002年12月19日、シーズン初開花。

開花はこの一輪のみで、花弁に傷が残り良い写真残せず。

2004〜2005年の栽培記録

2004年4月1日、5号駄温鉢からφ21cmスリット鉢へ鉢上。

用土は、日向土(小粒1+中粒1)9:ピートモス1+活性炭適当量。

2004年12月6日、今シーズン初開花。最後の花が落花した12月17日までに4輪の花が咲いた。

「覆輪雛侘助」2004/12/07撮影

(2004/12/07撮影)

最初の花が花径7cmを越え、最後でも6cmと極小輪というには大きかった。

鉢栽培のせいなのか、摘雷するせいか。あるいは樹が育ってなくて落ち着かないのか。

樹も他の挿木分と同じく、あまり伸びていない。

「覆輪雛侘助」2004/12/08撮影

(2004/12/08撮影)

2005年4月、針葉樹チップでマルチ。

肥料をこれまでの化成肥料から、有機固形肥料に変更。

2005〜2006年の栽培記録

2006年12月23日、我が家のツバキのトップを切って今シーズン、初開花。切花にしてしまったため、花径と落花のデータなし。

今期は大寒波到来のせいか、開花が全体に遅い。2005年中に咲き出したのは、この覆輪雛侘助と白侘助のみ。

2006年01月03日、2輪目開花。花径4.5cm。

01月09日、朝、2輪目、自然落花。

01月16日、3輪目開花。花径4.5cm。後日、全開して6.0cm。

01月23日、朝、3輪目、自然落花。蜜、たっぷり。

02月01日、4輪目で、最後の開花。花径4.5cm。後日、全開して5.5cm。

覆輪雛侘助 2006/02/09撮影
(2006/02/09撮影)

02月10日、朝、最後の花、自然落花。

切花にしてしまった、一輪目以外、自然落花した。

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last updata:2006/04/07