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春の台―はるのうてな
大輪 四月咲き 東京(江戸ツバキ)
白〜淡桃地に紅の縦〜小絞りが入る、八重、蓮華咲き、筒しべ、大輪。
十七〜十八枚の樋状の刳り形弁が三重ほどに重なり、咲きはじめは内外弁とも斜め上方に離れて立ち、のちに外弁は平開し、弁間に透き間ができて蓮華咲きとなる。
楕円、中形。葉質厚く波曲。
立性、枝は細く、樹勢は弱い。
来歴
1814年の「古今要覧稿」に載る。
特徴
江戸ツバキの 『五木』の一つ。
(『五木』―蓮華咲きの華麗な花 唐錦、羽衣、釣篝、後瀬山。他に椿花集の『七木』―鶏の子、春日野、沖の浪、漣、見驚など―がある)。
枝変わり紅花を赤椿という。白覆輪の枝変わりも出る。
本種のような、白地に紅の縦絞りの品種は、樹が大きくなると、花色の違った枝が良く出て楽しめる。

栽培一年目

春の台 2001年10月蕾つき
(2001/10/24撮影)

2000年11月20日、近所の園芸店にて高さ15センチ位の挿木(おそらく二年生)の3号ポット苗を480円+TAXにて購入。

室内の窓辺で冬越しして、2001年3月20日に4号駄温鉢に鉢上げ。赤玉土、鹿沼土、日向土の混合用土にマグァンプKを適当量混ぜて使用。

室内からベランダへと慣らしながら4月4日に西日を遮れる戸外の鉢置き場に移動。

春〜秋まで潅水と10月に過リン酸石灰を肥料として与えた以外、時々バラのついでに木酢液等を散布したほか、真夏は潅水以外完全に放ったらかしにしておいたら、食害がでた。

2001年11月2日現在、摘雷後のツボミを3個残している。樹性弱いという本の記述通りな感じにやや伸びが悪いように感じる。

栽培二年目

春の台 2002/03/02撮影
(2002/03/02撮影)

2002年3月2日、苗入手後、初開花。弁数12枚。蕊の一部が黒くなっている。絞りの入りが、テキストの写真と印象が違う。

3月4日、2輪目で最後の花が開花。弁数13枚。画像は残せなかったが、こちらの方が春の台らしい絞りだった。

二輪とも3月11日に自然落花。どちらも花径7cm程度。

2002年3月24日、4号駄温鉢から5号駄温鉢へ鉢上。

用土は、日向土(小粒2+中粒1)9:ピートモス1。

植替後、室内の窓辺で管理していたら、飼い猫に二度立て続けにひっくり返され、ダメージから回復せず、枯死。

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last updata:2005/05/27