岩根絞―いわねしぼり
大輪 三〜四月咲き 東京(江戸ツバキ)
(2002年1月15日 室内撮影)
花
濃紅地に大きく白斑の入る、八重咲き、筒しべ、大輪。
葉
卵〜広楕円、中形、肉厚。
樹
横張り性、移植に弱い。
来歴
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る。
特徴
豊満な花容に白斑の鮮やかな品種。白斑が大きく入ったものを良しとする。成木は移植時に枯れやすいので、発根の盛んな梅雨期に行い、日覆いをすると良い。
冬は、葉に色素が沈着して、暗紅色の斑点を帯びる特徴がおるが、これは春の暖気とともに消失する。
地植にするなら接木苗を。
last updata:2004/03/31
栽培一年目
2001年2月4日、船木園より挿し木3年生苗を購入。蕾付き、高さ25センチ。
本当は蕾を全部取ったほうが良いと解っていながら、二つ残す。摘雷した蕾を分解観察したところ、同じく分解した光源氏の蕾より小さいのに花弁に色が入っていた。
3月1日最初の花が開花。白斑の入りが綺麗ではない。花びらの大きさが上下で開きがあり正常花ではない。花径9.5センチ、弁数14枚。
3月3日17時44分ボトッと花が落ちる。一番外側の花弁がぐるりと枝に残っていた。