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通鳥―かよいどり
中〜大輪 一〜四月咲き 東京(江戸ツバキ)
通鳥2004/03/21撮影
(2004年3月23日撮影)
淡桃地に紅色の太い縦絞りが数少なく入る、細い白覆輪、八重、宝珠を残す。中〜大輪。
楕円、大形、波曲。
横張り性。
来歴
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る。
特徴
咲き始めは花心に宝珠を作る優美な品種で、咲き進むと外弁は反曲して、割しべをのぞかせる。
類似の顔好鳥は花期が遅く四〜五月に咲くが、本種は花期が長く、冬から咲くため鉢植え向きにふさわしい。

栽培一年目

「通鳥」2001年10月末
(2001/10/24撮影)

2000年11月10日、船木園より挿し木2年生苗を購入。蕾なし、高さ25センチ。

室内の窓辺で冬越しして、2001年3月20日に4号駄温鉢に鉢上げ。赤玉土、鹿沼土、日向土の混合用土にマグァンプKを適当量混ぜて使用。

室内からベランダへと慣らしながら4月4日に西日を遮れる戸外の鉢置き場に移動。

春〜秋まで潅水と10月に過リン酸石灰を肥料として与えた以外、時々バラのついでに木酢液等を散布したほか、真夏は潅水以外完全に放ったらかしにしておいたら、少しだけ食害がでた。

栽培二年目

「通鳥」2002/02/18室内撮影
(2002/02/18室内にて撮影)

2002年2月16日、苗入手後、宝球を残した状態で、初めての開花。開花はこれ一輪で、2月19日に宝珠が開くと、なるほど綺麗だけど平凡な花になる。

2月27日落花。弁数36枚だった。

2002年3月15日、4号駄温鉢から5号駄温鉢へ鉢上。

用土は、日向土(小粒3+中粒1)9:ピートモス1。

2002年〜2003年の栽培記録

「通鳥」2003/03/27撮影
(2003/03/27撮影)

2003年3月26日27日の画像が残っているけれど、開花の記録が残っていない。

植替なし。

2003年〜2004年の栽培記録

今期は天候不順のせいか、はたまた、軒下とはいえ完全に戸外で管理したせいか、これまでに比べると開花が遅かった。

三輪咲いたけれど、すべて3月。

他のものに比べると、樹も育っているほう。

2004年3月19日、今シーズン初開花。3月31日の最後の開花までに合計3輪の花が咲いてくれた。

「通鳥」2004年3月23日撮影
(画像は2004/03/23撮影)

宝珠を持った花と並んでパチリ。

咲ききった姿より、宝珠を抱いた姿のほうが、綺麗かな。

3月27日に最初に咲いた花が落花。花径7cm、弁数23枚だった。

2004年4月3日、5号駄温鉢からφ21cmスリット鉢へ鉢上。

用土は、日向土(小粒1+中粒1)9:ピートモス1+活性炭適当量。

2004〜2005年の栽培記録

開花なし。植替なし。

2004年4月、針葉樹チップでマルチ。

肥料をこれまでの化成肥料から、有機固形肥料に変更。

2005〜2006年の栽培記録

2006年03月17日、今シーズン、初開花。気温高く、翌日には宝珠が開いてしまう。花径9.5cm。

03月23日、2輪目開花。こちらも気温高く、二日目には宝珠なし。花径10.5cm。

03月27日、1輪目、花弁が茶色くなってきたので、ちぎりとる。自然落花までおいておくと、一部の花弁が飛び散るので、掃除が邪魔くさく、通鳥は観賞価値が下がったら、手で取るのがいいみたい。

03月28日、3輪目開花。翌々日には蕊みえてしまう。花径10cm。

通鳥 2006/03/28撮影
(2006/03/28撮影)

蕊が見えても綺麗な花です。

03月29日、4輪目で最後の蕾が開く。この頃、気温低く、宝珠これまでで一番持って、04月01日に蕊みえた。花径9.5cm。

通鳥 2006/03/30撮影
(2006/03/28撮影)

宝珠あると、やっぱり綺麗。

04月06日、2輪目、花弁が茶色くなってきたので処分。

04月07日、3、4輪目、花弁が汚くなったので処分。

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last updata:2006/04/14