栽培二年目
今期最初の開花は2002年1月7日。2輪同時に咲き出した。
その後も、順調に咲き出す。
最初に咲いた花の片方、10日に落花しているのを発見。綺麗に花の形を残して落ちていた。枝でしぼんだようになるものもあるけど、乙姫は去年の分も綺麗に落ちたような。
花弁数は安定して5枚。
花径は5センチ以下。極小輪にしてはやや大きい。
ぽろっと落花したものを撮影。本当に綺麗に抜け落ちるので、そのまま水盤に飾って数日は楽しめる。
2002年3月13日、駄温鉢から6号プラスチック鉢へ鉢上。
用土は、日向土(小粒2+中粒1)9:ピートモス1。
2002年〜2003年の栽培記録
開花なし。植替なし。
2003年〜2004年の栽培記録
栽培三年目には開花がなかった。四年目の今期は2004年1月11日から2月19日にかけて6輪の花が咲く。
最初に咲いた花は白斑がとても大きく入って、ほとんど白花にみえた。
樹はあまり大きくなっていないけれど、バランスよく茂っている。
2004年4月1日、6号プラスチック鉢からφ21cmスリット鉢へ鉢上。
用土は、日向土(小粒1+中粒1)9:ピートモス1+活性炭適当量。
2004〜2005年の栽培記録
2004年12月22日、今シーズン初開花。2005年3月18日に最後の花が落花するまで全部で6輪咲いた。
丸四年ちょっと育てたけれど、樹が大きくならない。
やはり、山口椿園の園主さんが教えてくださったように、挿木苗より接木苗のほうが、ある程度育てると成績が良いみたい。
白斑の入りは良くないけれど、「腰の締まった花形」はよく出ていると思う。
色と柄のどちらもいいという花がなかなか咲かないけれど、白斑は予測のつかないところが面白いのかもしれない。
花径5〜6cmと極小輪というには大きい。
鉢栽培のせいなのか、摘雷するせいか。あるいは樹が育ってなくて落ち着かないのか。
2004年4月、針葉樹チップでマルチ。
肥料をこれまでの化成肥料から、有機固形肥料に変更。
2005〜2006年の栽培記録
2006年02月11日、今シーズン、初開花。花径4.5cm。後日、全開して6.5cm。
02月12日、2・3輪目開花。全開して6.5cm。
02月15日、10輪目まで開花。花径小さくなって、全開して5.5cm。
02月15日、初開花分、午後自然に落花していた。蜜多く、飛び散っていた。例年の乙姫の落花と同じく、花弁の痛み少なく、綺麗に形が残っている。
翌日の02月16日に、12日に咲いた二輪の中の一輪、朝、落花していた。3輪目が夕方に落花。
02月23日に最後の花が咲くまで、合計17輪開花。
最初の三輪と最後の二輪が花径6.5cmで残りは5.5cmだった。
どの花も自然落花して、最後の花が落ちたのが03月11日だった。
水盤に飾って数日楽しめるほど綺麗に自然落花する分、樹での花持ち短くなる。
今年は白斑の全く入らない花が二輪程咲いた。それ以外は白斑の分量いろいろで楽しく咲いてくれた。
栽培一年目
2000年11月10日、船木園より挿木二年生500円を申し込んだところ、サービスで蕾の付いた三年生苗が届く。蕾たくさん 天倫寺月光より葉が細い。枝も細い。脇枝の伸びは此方のが良い
本当は蕾を全部取ったほうが良いと解っていながら、二つ残す。
12月23日、開花。花びらが浅いけどこれは咲き始めだからかな。先に咲いた天倫寺月光も今では綺麗に花びらが出ている。
12月30日夜、落花。花柱に引っかかるようにしてしばらく留まっていた。
ポトンと音をたてて落花しても形が崩れない。
翌日残った鱗片と蕚片を分解して観察。中には雄しべと子房。雄しべは薄い紅色、子房は色薄い黄緑色。濡れていたので舐めたら甘かった。子房無毛なのは三河数奇屋がそうであるから、ウィルス斑入りの乙姫が同じで当然。
12月31日、2番目の花が咲くが花弁が5弁だった。最初のは6弁。異常花? でも可愛い。1月4日、落花。3番目の花は1月9日に開花した。これも5弁。
室内の窓辺で管理しつつ、3月21日に4号ポット苗を5号駄温鉢に鉢上げ。用度は赤玉土、鹿沼土、日向土の混合用土にマグァンプKを適当量混ぜて使用。
室内からベランダへと慣らしながら4月9日に西日を遮れる戸外の鉢置き場に移動。
春〜秋まで潅水と10月に過リン酸石灰を肥料として与えた以外、時々バラのついでに木酢液等を散布したほか、真夏は潅水以外完全に放ったらかしにしておいたけど順調に成長し、蕾もたくさん付いた。