薩摩―さつま
大輪 二〜四月咲き 鹿児島(日本種ツバキ)
花
白色の千重咲き、百二十枚前後の花弁の弁端が、いずれも規則正しく爪折れ状に内曲して、大輪の白菊を思わせる。
この花容は本種に固有のもので、気品と風格を感ずる。大輪。
葉
楕円、小形。
樹
立性、樹勢強い。
来歴
鹿児島市内の磯庭園に原木がある。
1973年に生物趣味の会(鹿児島)の命名・発表。
特徴
冬は、葉に色素が沈着して、暗紅色の斑点を帯びる特徴がおるが、これは春の暖気とともに消失する。
二月から咲くため、庭植よりも鉢作りにすると、よい花が楽しめる。
last updata:2005/05/25
栽培一年目
2001年2月4日、船木園より挿し木2年生苗を購入。高さ30cm。タケノコ芽が天辺にしかない。葉はほぼ均等についている。1枚だけ、先が丸い。
室内の窓辺で冬越しして、2001年3月20日に4号駄温鉢に鉢上げ。赤玉土、鹿沼土、日向土の混合用土にマグァンプKを適当量混ぜて使用。
室内からベランダへと慣らしながら4月4日に西日を遮れる戸外の鉢置き場に移動。
春〜秋まで潅水と10月に過リン酸石灰を肥料として与えた以外、時々バラのついでに木酢液等を散布したほか、真夏は潅水以外完全に放ったらかしにしておいた。食害は無かったけど、伸びが悪い。
2001年10月末、蕾なし。