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白侘助―しろわびすけ
極小輪 十一〜三月咲き 東京(江戸ツバキ/侘助ツバキ)
白侘助 2004/12/07撮影
(2005/02/24撮影)
白色、一重、猪口咲き、侘芯、極小輪、有香。
花弁は大小不揃いの五枚、各弁とも樋状に中折れした剣弁。
長楕円、中形、平坦、葉脈顕著。
立性、やや弱い。
来歴
1789年の『諸色花形帖』に白侘助の名で記載のあるのが最初のようである。
特徴
数多いワビスケツバキのなかでも白花は本種のみで、しかも花期が炉の季節一致するため、茶席ではもっとも重宝される品種の一つ。
花つきがよく、特に移植した後は花がつきすぎて樹勢が弱るので、摘蕾の必要がある。
本種の枝変わりに、桃花の雛侘助(ひなわびすけ)、桃色地に白覆輪の覆輪雛侘助がある。不稔。
太郎冠者実生グループ、子房微毛(くの字形に屈曲した花柱の基部と子房に微毛)。

栽培一年目

白侘助 2001年12月 ポット苗
(画像は2001/12/16撮影)

2001年11月9日、京都の山口椿園より接木一年生苗を通販購入。

高さ(接ぎ台含めて)30センチ。一枝すっとのびている。芽は葉っぱごとに付いていて、天辺には立派なタケノコ芽を持っている。

12月半ばまでベランダ、その後は春まで室内の窓辺で管理。

栽培二年目

2003年6月30日、4号ロングポットからφ18cmスリット鉢へ鉢上。

用土は、日向土(小粒1+中粒1)9:ピートモス1+活性炭適当量。

2003〜2004年の栽培記録

開花なし。植替なし。

2004〜2005年の栽培記録

2004年12月6日、苗入手後、初めての開花。

花はこれ一輪のみで、12月13日朝、落花していた。

白侘助と覆輪雛侘助 2004/12/07撮影
(左 覆輪雛侘助 2004/12/07撮影)

一輪だけだったけれど、清楚に咲きました。

花径7cmと大きめ。

鉢栽培のせいなのか、蕾が一つだったため栄養が集中したのか。あるいは樹が育ってなくて落ち着かないのか。

白の侘助・侘芯は本種のみ。やや樹勢が弱いと感じるけれど、育てる価値あり。

頑張って充実株を目指します。来期はもっとたくさん咲くといいなあ。

2005年4月3日、φ18cmスリット鉢からφ21cmスリット鉢へ鉢上。

用土は、日向土(小粒1+中粒1)9:ピートモス1+活性炭適当量。針葉樹チップでマルチ。

肥料をこれまでの化成肥料から、有機固形肥料に変更。

2005〜2006年の栽培記録

2005年12月25日、今シーズン、初開花。花径4cm。

今期は大寒波到来のせいか、開花が全体に遅い。2005年中に咲き出したのは、この白侘助と覆輪雛侘助のみ。

日が経っても締まった花形のまま。乙姫のように開ききった感じにならず、花径も5mm.くらいしか大きくならなかった。↓の花で4.5cm。これ以上開かなかった。

白侘助 2005/12/27撮影
(2005/12/27撮影)

2006年01月09日、落花。数日前から茶色くなって萎んでいた。

01月17日、2輪目開花。

白侘助 2006/01/17撮影
(2006/01/17撮影)

02月02日、落花せず、汚くなったので、処分。

2005〜2006年の栽培記録

今期は開花なし。

前年、植替え作業時に、根も枝も切り詰め過ぎてしまったので、今期の開花がなかったのも仕方がないと思う。

2006年04月01日、手持の植物を少なくするため、侘助・侘芯ではない本種を処分。

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last updata:2006/04/07
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