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数奇屋―すきや
小輪 十二〜三月咲き 東京(江戸ツバキ/侘助ツバキ)
数奇屋 2003/01/01撮影
(2003/01/01撮影)
淡桃地に淡紅のぼかしが入る一重、猪口咲き、侘芯、小輪。
樋状に中折れした花弁の先端は剣弁で尖って見える。
長楕円、小〜中形。葉縁外曲、先端急尖、鋸歯粗鋭。
立性、強健。
来歴
現在の数奇屋は1879年の「伊藤椿花集」に始まり、それ以前の文献「本草花絵巻・椿の部」(1739年)は現在の初雁を指すことがわかった。
植木の里・埼玉県川口市の安行には樹齢二百年ほどの古木がある。
特徴
上品な色合いと、弁端が中折れする美しいキキョウ咲きタイプであること、強健で育てやすいことなどから、ワビスケツバキ中、推奨に値する名椿の一つ。
鉢植えや庭木、切花用にも良い。
太郎冠者実生グループ 子房無毛。

栽培一年目

数奇屋 2001年12月 ポット苗
(2001/12/16撮影)

2001年11月28日、京都の山口椿園より接木一年生苗を通販購入。

高さ (接ぎ台含めて) 35センチ 途中で二股に分かれ、各々の枝が立派なタケノコ芽を持っている。

12月半ばまでベランダ、その後は春まで室内の窓辺で管理。

栽培二年目

数奇屋 2003/01/01撮影
(2003/01/01撮影)

2002年12月27日、苗入手後、初めての開花。

最後の花が2003年1月中旬に落花するまで4輪の花が咲いた。

2003年4月10日、4号ロングポットからφ18cmスリット鉢へ鉢上。

用土は、日向土(小粒1+中粒1)9:ピートモス1+活性炭適当量。

2003〜2004年の栽培記録

2004年2月15日、シーズン初開花。二輪目は4月14日開花。

植替なし。

2004〜2005年の栽培記録

2005年1月29日、シーズン初開花。最後の花が3月8日に落花するまで9輪の花が咲いた。

数奇屋 2005/02/01撮影
(2005/02/01撮影)

2シーズン前の花のほうが数奇屋らしい端正さが出ていたと思う。

花径はテキストどおりの小輪に咲いた。

2005年4月3日、φ18cmスリット鉢からφ21cmスリット鉢へ鉢上。

用土は、日向土(小粒1+中粒1)9:ピートモス1+活性炭適当量。針葉樹チップでマルチ。

肥料をこれまでの化成肥料から、有機固形肥料に変更。

2005〜2006年の栽培記録

2006年02月01日、2輪同時に今シーズン、初開花。花径4.5cm。後日、全開して5.5cm。

02月02日、3輪目開花。全開して5.5cm。

数奇屋 2006/02/03撮影
(2006/02/09撮影)

02月08日、4・5輪目開花。全開して5cm。

数奇屋 2006/02/09撮影
(2006/02/13撮影)

02月11日、初開花分、朝、自然落花していた。

02月15日、しおれて汚くなっていた2・3輪目の花に触れるとポロっと落ちた。蜜、それなりにあった。

数奇屋 2006/02/22撮影
(左奥の濃桃花は乙姫の白斑無分 2006/02/22撮影)

02月25日、4・5輪目も自然落花せず、しおれて汚くなったところ、触れたら落ちた。

03月06日、最後の6・7輪目の花が咲く。花径やや小さくて全開で4.5cm。

03月11日、二輪とも1輪目と同じく自然落花。

数奇屋は自然落花する花としない花がある。自然落花しても、乙姫なんかと比べると花弁が弱く、水盤での寿命短い。

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last updata:2006/03/24