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釣篝―つりかがり
中〜大輪 三〜四月咲き 東京(江戸ツバキ)
朱紅地に白斑が入る八重、花弁はやや中折れ、筒しべ、中〜大輪。
長楕円、中〜大形。葉面中折れし波曲、葉縁外曲、鋸葉は浅い。
立性、強い。
来歴
1829年の「本草図譜」に載る。
特徴
沖の浪の赤花・藻汐(もしお・朱紅色、八重、中〜大輪、四月咲き)に白斑の入った枝変りといわれるように、両者の花形、葉形、樹性は同一である。
弁面に浮き出た白色の斑点のならぶさまを、釣り船の篝火に見立てたもの。
江戸ツバキの 『五木』の一つ。
(『五木』―蓮華咲きの華麗な花 唐錦、羽衣、釣篝、後瀬山。他に椿花集の『七木』―鶏の子、春日野、沖の浪、漣、見驚など―がある)。

栽培一年目

釣篝 2001年12月 ポット苗
(画像は2001/12/16撮影)

2001年11月9日、京都の山口椿園より接木一年生苗を通販購入。

高さ(接ぎ台含めて)25センチ。一枝すっとのびている。タケノコ芽はないけど、天辺付近に小さな芽が複数見れる。

上から三枚目も葉に黄色っぽい斑入りで、病気かと思ったが、山口椿園さんに電話で伺ったところ、花にウィルス性の白斑の入るものは、時に葉にも斑が入るとのことだった。

12月半ばまでベランダ、その後は春まで室内の窓辺で管理。

栽培二年目

開花なし。

2003年4月10日、4号ロングポットからφ18cmスリット鉢へ鉢上。

用土は、日向土(小粒1+中粒1)9:ピートモス1+活性炭適当量。

2003〜2004年の栽培記録

開花なし。植替なし。

2004〜2005年の栽培記録

蕾ついたけれど、春前に自然に落ちてしまった。

枝の伸びは接木苗の中でもっとも悪い部類に入るが、全体のバランスは良く育っている。

2005年4月3日、φ18cmスリット鉢からφ21cmスリット鉢へ鉢上。

用土は、日向土(小粒1+中粒1)9:ピートモス1+活性炭適当量。針葉樹チップでマルチ。

肥料をこれまでの化成肥料から、有機固形肥料に変更。

2005〜2006年の栽培記録

今期は開花なし。

前年、植替え作業時に、根も枝も切り詰め過ぎてしまったので、今期の開花がなかったのも仕方がないと思う。

2006年04月01日、手持の植物を少なくするため、早咲きではない、侘助・侘芯ではない本種を処分。

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last updata:2006/04/07