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Mary Rose―メアリー ローズ
English Rose 1983年 イギリス David Austin作 有香 四季咲き
Mary Rose
(1999/05/14 銀板カメラにて撮影)
別名
Ausmary
花色
ピンク
花径/花形
大輪(8〜10cm)ディープ・カップ咲き
ブルーグリーン
樹高/樹形
120〜150cm 直立性のシュラブ―ブッシュ型
香り
軽く香る
特徴
たくさんの花弁がカップ状にさっくりと重なる花は、いかにもオールドローズ調のピンクで、見ていて飽きが来ない。
多花性で花期も長く、ERの中でも人気の高い、育てやすい品種。
樹は細めの枝がたくさん伸びて、人によってはまとまりにくく感じるようですが、私は自然樹形にまとまって好ましく思いました。
条件がよいと、200cm程度にまで伸び、高めのフェンスにあしらうのも良いようです。
来歴
交配親はWife of Bath×The Miller。
ヘンリー8世の旗艦メアリー・ローズ号がソーレント水道から400年以上を経て引き上げられたことにちなんでつけられた交配種名である。
枝変りにライト・ピンクのRedoute、白のWinchester Cathedralがある。

1997〜2000年の栽培記録

1997年12月、岐阜ばら園さんより、大苗を通販。

最初、地植。1999年から10号プラスチック鉢に植えて楽しむ。

1998年05月の花。

Mary Rose

繊細な花びら。素敵なピンク。いかにもオールドローズ調で、目立った特徴はないけれど、作りこむほどに愛着の湧く品種ではないかと思います。

地植にしていた↑の写真では、150cm程度のブッシュ仕立て。

適当に込んだところを切っておけば、小枝が出て、自然に形が整っていった。

翌年、鉢植えにしても、同じように樹形が整い、花もたくさん咲いた。

2000年7月、C.R.Mackintoshと同じく、絶対にもう一度育てると思いつつ、体調不良その他で持ちきれなくなったバラを整理した時、友達にもらってもらう。

2003年の栽培記録

一度手放したけれど、もう一回育てるぞ〜との誓いどおりに、2003年7月、岐阜ばら園さんより5号ポット植の鉢物を通販にて入手。

花が終った7月末に5号ロングプラスチック鉢から、φ24cmのスリットポットへ鉢替えする。

12月25日、地植にする。赤玉土(中粒)と腐葉土、牛糞で植穴の土をほぼ入れ替える。飽和石灰水を潅水。腐葉土マルチ。

2004年の栽培記録

2004年春の花。

Mary Rose 20040430-0509
(2004年4月30日〜9日撮影)

咲き始めは色が濃く、フェードアウトして行くように次第に淡い色になる。

地植で右に枝変りのRedoute、左に同じく枝変りWinchester Cathedralを配置し、枝伸びが短いながら、混ざって(?)咲くように誘引しました。

2004年の夏は酷暑でコガネムシが大発生。幼虫の白根の食害で地植のバラにも被害がでる。2メートルほど枝が伸びていたので残念だったけれど、枯らさないため枝を切り詰めて鉢に植え替える。

10月1日地植からφ24cmスリット鉢へ。白根ほぼ残っていなかった。

用土は、市販の花の土に赤玉土とパーライト、活性炭を混ぜたもの。飽和石灰水潅水。

2005年の栽培記録

01月29日、枝をなるべく長く残して、イボ竹で作ったフェンスに誘引。

05月04日、我が家のAustinのなかでは最初に咲きだす。

07日までに10輪の花が咲き、以降21日までに合計30輪前後の花が咲いてくれた。

Mary Rose 2005/05/15撮影
(2005/05/15撮影)

花びら薄く花持ちは良くない。

三日目の朝にはほろほろと散ってしまう。

左にRedoute、右にAbraham Derbyを並べて同じようにクライミングっぽく仕立てて行くつもりだったけれど、場所的に見映えが良くなかったことと、長く伸ばして大きく育てると手で虫をとる範囲が広くなり手入れが大変なこともあって、一番花が終ったあと(05月19日)、ブッシュ仕立てに作り直すことにして、枝を切り詰め鉢を移動。

葉を整理してしまっていた枝の下の方まで切り戻したけれど、しっかり芽が伸びて来てくれた。

06月16日現在、さすがに二番花の蕾もついていない。

08月29日、返り咲きする全てのバラの枝を、四分の三〜三分の二に切り詰める。

秋開花、10月31日スタート。11月05日に6輪目の花が咲く。散ってしまうので、以降カウントせず。結構、長い間咲き続いた。

12月08日、植替え作業中に根頭癌腫病発見。

しっかり廻った根に、ピンポン玉程度の大きな瘤が二つ、パチンコ球大が五つくらい。

残すの諦めて処分。

地植にした時、土から感染したのかもしれないけれど、瘤が大きいものは罹ってから時間が経っていると考えれば、家に来た時には罹患していたのか?

翌日の植替え作業でRedouteに小さな瘤を発見。

Redouteは日本ばら園さんから入手した根頭癌腫病ウィルスには罹っていない株なので、地植にしていた時、植え場所を迷ってMary Roseと入れ替えたりしたので、その時、うつったか。

Mary Roseを挟んでRedouteの反対側に植えていたWinchester Cathedralには瘤みつからず。

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last updata:2006/02/05