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Mrs.Herbert Stevens―ミセス ハーバート スティーブンス
Hybrid Tea 1910年 イギリス McGredy V作 有香
Mrs.Herbert Stevens 2002/05/02撮影
(2003/10/10撮影)
花色
クリーム白から白へ
花径/花形/弁数
中大輪 外弁剣弁ティッシュを丸めたような花 20〜25弁
葉柄に褐色みが残る緑
樹高/樹形
150cm 直立性
香り
ややハイブリッド・ティに近い貴重なティ系の香り
特徴
細立ちの枝にうつむくように咲き、ティ・ローズの形態をもつハイブリッド・ティとして貴重な品種。
花は外弁が剣弁で、中の花弁は芯を包みように丸みを帯び、可愛らしい。
花色は蕾の時、白色にうっすらとピンクを帯びる。開くにつれクリーム白から白色になる。
春から秋まで続けてちらほら咲き、特に秋に咲く弁質の薄い、透き通るような剣弁の白いバラは、可憐で比類ない美しさがある。
来歴
交配親はFrau Karl Druschki×Niphetos。
枝変りにペルネ・ドゥシェが1922年に作出した、Cl Mrs.Herbert Stevens(つる ミセス ハーバート スティーブンス)がある。

2001年の栽培記録

2002年1月30日、ローズ・アンティークさんよりより通販。接木のφ24cmスリット鉢植え。

鉢で一年育てたということで、季節が来たら順調に花が咲き出した。

半年後植替えの指示があったけれど、年内、植替えせず。

Mrs.Herbert Stevens 2002/04/23-05/03撮影
(2002/04/23-05/03撮影)

混じりけのない白の、触れたら壊れそうに薄くて繊細な花弁です。

花枝は30〜40cm、緑色〜ブロンズ色に紫色を僅かに帯び、ふんわりとした花との対比を好ましく感じる。

Mrs.Herbert Stevens 2002/05/05撮影
(2002/04/23-05/03撮影)

ティッシュを丸めたような花はうつむきかげん咲いてくれます。

Mrs.Herbert Stevens 2002/12/02撮影
(2002/12/02撮影)

冬の花は花弁にのった紅色が長く残り、それも綺麗。

2003年の栽培記録

01月03日、φ24cmスリット鉢から9号青プラスチック鉢へ鉢替え。

用土は、市販の花の土に赤玉土とパーライト、活性炭を混ぜたもの。

05月03日、最初の開花。05月10日に10輪目の花が咲く。蕾少し残っているけれど、以降は花数カウントせず。

Mrs.Herbert Stevens 2003/05/07撮影
(2003/05/07撮影)

端整な花です。

薄い花弁には微かに皺がよっているのかな。

そのせいで、品良く年を重ねた老婦人、といった印象を受ける。

Mrs.Herbert Stevens 2003/05/07撮影
(2003/05/07撮影)

樹形、本では直立になっていて、株立ちとしてはたしかに横広がりの感じはしないのだけれど、枝の伸び方に難があるというか、ほとんど直角に近い。

この品種の特徴なのか、手元の株が偶然そうなのかは不明。

切り戻し後の枝の伸びは大変良いのだけれど、とにかく角度がきついので、枝の伸びる方向を他品種以上に考慮して切らないと、枝がぶるかるというか、絡まったようになってしまう。

返り咲き性は優秀だったけれど、持ちつづけることができず、07月06日、処分。

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last updata:2005/08/08