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ロケット
アブラナ科キバナスズシロ属 半耐寒性 好日性 1年草
原産地…地中海沿岸 英名…rocket,garden rocket 別名…ルッコラ
学名…Eruca vesicaria subsp.sativa 
ロケット 2004/06/16撮影
(2004/06/16撮影)

ゴマのような風味の一年草。古代ギリシア・ローマ時代からコリアンダーやスイートバジルなどとともに利用されてきた。

大根の葉によく似た肉厚の葉は独特の辛みを持つ。

家ではサラダにいれたり、チーズトーストのトッピングに使ったりする。

春から初夏にかけて咲く、クリーム色の花も、葉と同じ味を持つ。

こぼれ種でも増えるほど栽培は容易。適当に切れないように播種して、摘み取り利用している。

レモングラス
イネ科オガルカヤ属 非耐寒性 耐暑性 好日性 多年草
原産地…インド
学名…Cymbopogon citratus 和名…レモンソウ

束生するイネ科の植物。全草にレモンの香りがあり、トロピカル料理に使われる。

見た目はカヤによく似ている。

大阪南部の我が家ではマルチングをしっかりしておけば、特別寒い冬でなければ越冬できる。

タイのスープ「トムヤムクン」に欠かせないハーブとして有名だが、家ではハーブティーやクラフトの材料として利用。

ハーブティーはレモングラスのみでも、フレッシュのレモンバーベナ、レモンバームと混ぜたレモニーティーにしても美味しい。ハイビスカスとのミックスもお勧めです。

フレッシュとドライでかなり風味が変る。どちらも好き。

ローレル
クスノキ科ゲッケイジュ属 半耐寒性 常緑小高木
原産地…地中海沿岸 別名…ローリエ、ベイ
学名…Laurus nobilis 和名…ゲッケイジュ
ローレル 2002/03/28撮影
(2002/03/28撮影)

常緑の高木が低木で、花は小さくて薄黄色。雄木と雌木があり、黒い果実からは、石鹸につかわれる不揮発性油が採れる。

ローレルの香りには伝染病などを防ぐ効果があるといわれ、ヨーロッパでは古くから多くの人々に親しまれてきた。

古代ギリシア・ローマ時代には、聖なるハーブとして宗教儀式にも用いられた。

ブーケガルニの主役として有名なハーブ。家では、ドライにして、カレー、シチュー、スープの他にイワシのオーブン焼きによく使います。

小麦粉の虫除けにドライ葉を利用。

スイートバイオレット
スミレ科スミレ属 耐寒性 多年草
原産地…ヨーロッパ南部、アフリカ北部、アジア北部 別名…Little Faces
学名…Viola odorata 和名…ニオイスミレ
スイートバイオレット 紫花 白花 桃花 2004年撮影
(2004撮影)

立ち上がる茎はなく、根出葉の基部から横走する地上茎を出し、先に新芽をつける。

紫・白・桃・黄色の一重、または八重の花を咲かせる。

ハート形の葉は、縁が波打っているのが特徴で、冬から春にかけて、甘い香りのする花が咲く。

家では花壇の土止めレンガと通路との境に、目地埋めっぽく植えている。例年、桃花が一番早く、1月末から2月中には咲き出し、3月に入ってから紫花、白花が咲く。

花をアイスキューブにしたり、切花を小瓶に挿して香りを楽しむ。

レモンバーベナ
クマツヅラ科イワダレソウ属 半耐寒性 好日性 落葉低木
原産地…アルゼンチン、チリの温帯地域
英名…lemon scented verbena 別名…Limonetto
学名…Lippia citriodora 和名…コウスイボク
レモンバーベナの花穂 2002/06/10撮影
(2002/06/10撮影)

レモンの強い香りのする葉は、昔から薬用、飲用として、アンデス地方の住人たちに利用されてきた。

淡い緑色の細い葉は茎づたいに3〜4枚ずつ輪生する。夏に白っぽい小さな花が、円錐花序をなして咲く。

大阪南部の我が家では、地植、鉢植ともに特別な対策なしで戸外で越冬できた。

フレッシュやドライをハーブティーに利用。

センテッドゼラニウム
フウロソウ科テンジクアオイ属 非耐寒性 好日性 常緑多年草
原産地…アフリカ南部 別名…ニオイゼラニウム
学名…Pelargonium 和名…ニオイテンジクアオイ

250種ほどあるテンジクアオイ属のうち、葉に芳香や刺激臭のあるゼラニウムの総称で、仲間の園芸種と区別されている。

バラの香りのゼラニウムをはじめ、レモン、ミント、パイナップル、アップル、チョコレートなど多くの種類がある。

代表種のトルーローズゼラニウムは全草にバラと同じ香りがあり、香料用精油抽出のため古くから商業的に栽培されてきた。

家でも以前はローズゼラニウムの葉を焼きこんだケーキや、蜂蜜の風味付けに使ったりしていたが、栽培スペースに限りのある現在では、比較的コンパクトな斑入りのものを数種を育てて、切花に利用している。

大阪南部の当地では地植、鉢植ともにこれまで戸外で越冬できた。

ボリジ
ムラサキ科ルリヂシャ属 半耐寒性 好日性 1年草
原産地…地中海沿岸 別名…Star Flower
学名…Borago officinalis 和名…ルリヂシャ
ボリジ 2004/06/09撮影
(2004/06/09撮影)

消炎・解熱などの薬効で知られ、古代ギリシア・ローマ時代から、広く利用されてきた。

毛に覆われた茎に卵形の葉をつけ、葉にも茎にもつぶすとキュウリのような香りがある。

黒い雄しべのあるブルーの星型の美しい花をうつむきかげんに咲かせる。

家では若い葉をサラダに混ぜたり、花をサラダの飾りやアイスキューブに封じ込めたりして利用。他には切花にする。

種を蒔くとヒソップと同じく稀に白花が咲く。

こぼれ種でふえる。

チャイブ
ユリ科ネギ属 耐寒性 多年草
原産地…アジア、ヨーロッパ 仏名…ciboulette
学名…Allium schoenoprasum 和名…エゾネギ

西洋あさつきとも呼ばれ、葉は細長い中空葉。初夏にピンクの香味豊かな花をつける。

ネギの仲間でもチャイブはデリケートな風味なので、さまざまな料理に使われる。

卵やクリームチーズと合せて食べるのが好き。普通のネギ代りにもよく使う。冷奴のように一切加熱されない料理の場合、アサツキだとはネギくさいような気がして、チャイブの出番となる。

花はばらしてスープやサラダに散らす。

種子は何度か蒔いたけれど、発芽率が悪いため、株分けで維持するようにしている。

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last updata:2005/03/18